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「雑貨の学校」とは雑貨店開業、雑貨業界への就職や転職を志す皆さんやスキルアップを望むプロの方が雑貨ショップ開業をテーマに雑貨ならではの知識、技術を学ぶものです。今年で17年目を迎えました。
TARIオーナー

雑貨の学校OB・OGのお店

うれしい。楽しい。面白くてお手頃。 -10周年レトロな商店街の笑顔の雑貨屋さん- 2015年秋 NO.13

2016/07/10

10年続けられる雑貨屋さんは1割!?

一口に10年間と言ってもなかなか続けるのが難しいのが、小規模な雑貨屋さん。開店後5年続けられるお店が2-3割、10 年間続けられるお店が1-2 割程度というのが私のイメージだ。ちなみにうちの講座の受講者で売上不振の閉店の店はない。

お客様がひとりの日。狙った商品が仕入れられない日。お客様・近隣店、取引先とのアクシデントがあった日……。多分、今回取りあげた“tari”の星さんにも、苦労や努力がたくさんあったことは想像に難くないが、10年間を持ち前の笑顔と熱意で乗り越えてきたのだろう。

商店街で愛される

雑貨屋さん看板 オープン

練馬駅至近の練馬銀座本通り商店会に2005年4月にオープンしたのが、雑貨屋「tari(タリ)」(練馬区練馬1-20-5)。星あかねさんと星浩司さん夫婦が経営するバラエティ雑貨とファッション雑貨のお店だ。

昔ながらの惣菜店、魚屋などが立ち並ぶ庶民的な商店街の、鮮やかな緑のテント。店頭の張り紙や看板に大きく書かれた『雑貨』は、年配のお客様にもわかりやすく入ってもらえるようにとの工夫だ。

一般に雑貨店は扱う分野も広く、文具からバッグ、アクセサリーなどのファッション雑貨、果ては菓子や紅茶他の食品やミニ植物までも扱っていることもあり、「何屋さん?」と言われることがほとんど。

昔ながらの商店街でハイセンスを気取ってもしょうがない。お洒落でわかりにくい店で敬遠されるよりも、ちょっと素朴な位、「わかりやすい」店の顔づくりは、庶民的なエリアの基本と言えるだろう。

まじめに準備

夫婦を代表して星あかねさんは私の講座「雑貨の学校Ⓡ」に参加し講座の流れに沿って雑貨店開業の準備を行った。もう10年以上前のことだが、とても熱心に受講してくれたのが印象に残る。

tari店内アロマ雑貨
一例をあげると「売場で働いたことがまったくないので経験を積みたい」との星さんの相談に、「店内作業や接客慣れのための経験なら、スーパーやコンビニ他のアルバイトで、まずは充分」と提案した。驚いたことに星さんは、翌週100円ショップでのアルバイトをすることを即決し、講座の受講と平行して、店頭での実務経験を積んだ。明確な目的を持ったバイト経験はとても役立ったそう。

「講座で聞いた理論や知識をバイト先の作業で実感しながら働きました。その両輪でぐっとリアルに。バイト仲間のギャル風の女子高生に『こんなことが勉強になるの?』と笑われたのも懐かしいです(笑)」

tari店内ムーミン

tari店内ムーミン

小規模で個性的な雑貨屋さんで働くこともいいけれど、多くの場合、そういったお店のノウハウはいざ自分の店を開いた場合は応用しにくいもの。また仕入先、お客様に関しても「盗った、盗られた」とトラブルになることもある。

接客、品出し、陳列など小売の現場を経験することを第一に考えるのなら、一般的な小売店でのアルバイトでも得られるものは多い。

チェーン・フランチャイズ店のマニュアルやシステムは効率よく理解でき、結果的に時分離店のの業務にも活きるはず。商品分野が違う方が業務の目的がよく見えてくる場合も多い。

また未経験者や30代以上でも比較的採用されやすいこともメリット。

テーマが変わっても雑貨

tari店内カットソー衣料商品

ファッションも販売

10年経って、tariは開店当初の商品テーマ「アジアン雑貨」から、「バラエティ雑貨、カジュアル軽衣料」へと大きく変更している。開店当初、手頃な価格の個性的なエスニック調、ナチュラル調のファッション商品がお客様に好評だったため、さらに充実させたのだ。雑貨の割合は開店して5年目には2割程度とかなり少なくなったそう。
でも、減らしてみて「雑貨があるだけでお客様が入店してくれたり、雑貨をきっかけに会話が弾んだりと、いいことが多かったことに気づき」ここ数年は再びバラエティ雑貨を充実させている。

tari店内動物

アニマル雑貨も販売

扱うバラエティ雑貨のテーマは『クスッと笑えてほのぼのすること』『手頃な価格』『他であまり見ないもの』。お客様の目を引き接客のアクセントになる商品。

「やっぱり私自身雑貨が大好きですし、お客様にハッピーな気分になっていただけるものをと思いながら仕入れてます」

このままがしあわせ

「特に店を拡大したいとは考えてません。夫婦2人で切り盛りできる範囲がベスト。『タリラー』(笑)と自称してくださる、たくさんの常連のお客様とのコミュニケーションが嬉しいですし、はじめてのお客様との出会いも楽しいので、このままでずっと続けられたらと思っています」
店を積極的に大きくしたい。多数出店したい。オリジナル商品や直輸入商品を増やして広く卸売りをしたい……etc。雑貨屋さんビジネスではいろんな計画が個々のオーナーにあり、それぞれが素晴らしい目標だと考えるが、tariのしっかりと生計を立てつつも、ゆったりと自分のペースで長続きさせたいという考えも“あり”なのだ。

 

TARIオーナー

星さんご夫婦。この笑顔に惹かれて再来店のお客様も多数

 

記念のティファニーケース

ティファニーのボンボンケースも記念に贈呈(同店は

元祖雑貨屋さん。長い歴史にあやかってもらいたいとの意)

雑貨の学校から贈呈の記念のフレーム

記念のフレーム

外観

TRI店舗外観

 

2015年senkesnshinbunにて発表の文章に加筆修正
富本雅人(雑貨の学校講師/雑貨コンサルタント)2015.08.15up

データ「tari」

名称 :「tari(タリ)」
住所: 東京都練馬区練馬1丁目20−5
最寄り駅:西武池袋線「練馬駅」
HPURL: http://www.e-tari.net/
blog:http://blog.livedoor.jp/tari_tari/

 

【ご注意】
・取材者に対し本記事に関するご質問はご遠慮ください。直接ご質問されましてもお答えできません。
・本記事に関するご質問は雑貨の学校までお願いします。

インターネットホームページ:
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